現代日本の住宅価格が内在させる巨大な矛盾を露出させ、それに一矢を報いようとするには多くの人々の力を集めなければならない。これまで簡単にその概略を述べてきた建築部品の流通整理による住宅建設費の節減には、おのずから限界がある。更に大きなコストダウンを得るためには何らかの方法で旧来の建設業、つまりゼネコンのブラックボックスを切開してゆかねばならないのである。

コメント